呆然と立ち尽くす宇佐美館長の心のうちを考えると、私は側にいて見守っているしかなくて
業務的にどんどん進めて行く業者に従うしかなくて、
どうする事もできない自分の無力さというか、人間の無力さを感じました

2023年5月8日午前10時15分宇佐美館長のお父様宇佐美隆通氏が永眠なされました
隆通氏が高校3年生の時に
宇佐美館長の祖父であり、隆通氏の父宇佐美秀雄氏が病気で半身不随となり隆通氏は大学進学を断念し長男である隆通氏が家業の㈱文林堂を継がなければいけなくなり、
それから何十年と自分が一族の為に働いて一族の長として家族や親戚を養う事に専念した
自らが人柱となりて犠牲になり今治市で働き続け
甥野球の宇佐美秀文、娘2人は教師として、長男宇佐美文雄はレスリン総合格闘技MMAの実績活躍パイオニアであり体育教師から自分のジムを経営
一族は数々の有名スポーツ選手や教職者、指導的立場にある教育者指導者であり
隆通氏が働いてお金を稼ぎ、養い育て上げ、社会に排出して来た
責任感が人一倍強く、一族の長としての責任を最後まで全うした最高に立派な人生でした
隆通氏は非常に愛情深く、隆道氏の愛情を受けて育てられた子供や孫達は幸せ者だったと想います

隆通氏は勉強も運動も素晴らしく高度によく出来たので「自分も時と場所を得れば活躍し結果を残す事ができた」
と言っていましたが
自分は働いて家族や親戚を養い育てる事に専念し、自分が育てた次の世代に自分の夢や希望を託した辛く悲しい犠牲の人生だったのだと想います
宇佐美館長は長渕剛の西新宿の親父の唄や浜田省吾のマネーを聞くと父の事を想うと言っていました

私が18年間練習する修斗道場四国は宇佐美家が先祖代々家業を営んで来た土地の跡地にあり、
そこで私は宇佐美館長と一緒に毎日朝昼晩深夜練習して格闘技活動を行い、今の私の実力と実績や格闘技界での人気や位置を得て来た
アメリカ東京であろうと宇佐美館長の監督管理のもとそのほとんどの時間宇佐美館長の指導を受けている
私の中にも宇佐美隆通氏の魂と愛情が宿っている

私の格闘技はこの地方の雄、名門宇佐美家が土台となっている
宇佐美館長は「俺がスポーツや格闘技を長年続け指導的立場にあり続けるのは、この家系に生まれ育った血筋だからだと想う」
と言っていました
「俺にも父と同じ血が流れていた、自分の為には出来なかった事も、
出来る、辛いとも苦しいとも想わない」
「俺も父と同じ“犠牲の星”だったのか、自分が活躍するよりも縁の下の力持ちに徹した方が大きな力を発揮する様だ」
と言っていた

「今、最前線で戦っているのはお前なんだから、お前にかかっている、父は“絶対に諦めない人”だった
ねばり強さが身上で、どんな事があっても絶対に諦めずやり通す人だった」
「俺達も戦い続けるしかない、最後の最後までやり通すしかない!」
と言っていました

隆通氏は私がまだ総合格闘技を初めた頃に
私の問題は沢山あったのですが
「りんちゃんの才能を伸ばせば良い、それが他の事よりも大事な事なんだ」
と言ってくれて、直ぐにさっと協力してくれたんです
隆通氏は若い時には猟銃や空手少林寺拳法3段であり
隆通氏はスポーツや格闘技に理解が深くある人で
私が練習し試合で勝って活躍する事に協力してくれていたんです

危篤の連絡が入り、急遽東京から帰り
最後に病院にお見舞いに行った時意識ははっきりと、私と宇佐美館長を認識している様で
私のチャンピオンベルトを3本持って行き、見せて
宇佐美館長が「お父さん有難う、お父さんのお陰で、りんは3つもチャンピオンベルトが獲れたよ、有難う
お父さんのお陰です有難う
有難うお父さん
みんな一族はお父さんのお陰で幸せになれた、お父さん本当に有難う」
「お父さんのお陰だ 有難う」
「有難うお父さん」
と何度も何度も何度も、お礼とねぎらいの言葉をかけていました
隆通氏は最後の力を振り絞り、口をパクパクとして、何かを言ってくれていましたが、何と言っているか聞きとれませんでした
きっと、私に頑張れと言ってくれているのだと想いました
それでも生きているうちに最後に会えて話をできた事は最後に心が通じ合ったように想いました

亡くなられてからは
宇佐美館長は
毎日毎日格闘技ばかりをして毎日練習ばかりや、他所に行っていなかったり
今治に居なかったり
「最後の最後まで、親孝行できなかった
本当にすまなかった、お父さん本当に本当にごめんなさい」
「ごめんなさい」
と何度も何度も何度も言ってあやまっていました


昨日から今日私は泣き続けていました
日体大のミスター基礎体力”と言われ“世界1練習した”と言われた宇佐美館長です
その意志を示すため亡くなられた昨日もお葬式をした今日も葬儀場から帰り練習をしました
何があろうと信念は「練習」です

人間は誰でも全員、普通に日に日に自然に年をとり年老いて行き、だんだん病気になって最後は死んでしまう、みんなお別れを惜しんで言って(日本では)燃やしてしまう
どうして愛する大切な人を燃やさなくてはいけないのか理解できなくて、何か他の方法はないのか?どうにもならないのか?
生まれる→生きて→死ぬ→燃やしてなくなる、動物とさして変わらない、死んでしまうとただの物質でしかない様に感じてしまう、
こんな原始的な事で良いのか?人類はもっと進歩しなければいけないと想った、もっと未来には良くなっていて欲しい

隆通氏は最後の最後死にながらも、隆通氏の魂は、この4月の終わりから5月の始めに息子の宇佐美文雄館長を地元の今治に呼び戻しました
本当に魂や霊魂は存在すると想いました正義も親の愛も・・・魂となりて東京ー今治1000キロメートルの時空を超えていました事実です
絶対に無駄にする事はできません

私の中にも宇佐美隆通氏の魂と愛情が宿っている
決して諦めない、
私は戦い続ける
皆さん私を試合に出して下さい
私をUFCに出して下さい
UFCに出れないなら、(アメリカの)どこの試合でも良いです私を試合に出して下さい
宇佐美隆通氏の魂と共に
宇佐美館長と一緒に私は戦い続けます

写真は宇佐美館長に似ていて間違えそうですが、父の宇佐美隆通氏です
隆通氏はテレビの何十年前は男前という様な番組に応募して何万人も応募がある中出演し優勝し高額な賞金を獲得くする程ハンサムでカッコイイ方でした
若い頃はジェームスディーンと言われていた隆通氏です。

#中井りん

#RinNakai

#WILD宇佐美

#ジェームスディーン